2026.06.26
コラム
子供の矯正は何歳から?年齢別の治療開始タイミングと費用を徹底解説
子供の矯正はいつから始めるべき?年齢の目安とは
子供の矯正治療は、6歳頃から始まる「1期治療」が一般的な開始目安です。ただし、歯並びの状態や症例によって最適なタイミングは異なります。
大きく分けると、子供の矯正には次の3つのタイミングがあります。
0期治療(3〜5歳頃):乳歯列期。受け口など骨格的なズレや口呼吸・指しゃぶりなどの悪習癖を早期に改善する時期
1期治療(6〜12歳頃):乳歯と永久歯が混在する混合歯列期。顎の成長をコントロールし、永久歯が並ぶスペースを確保する
2期治療(12〜13歳以降):永久歯が生え揃った後。歯の位置を細かく調整して理想的な歯並びと噛み合わせを目指す
第一期治療の対象は乳歯が生え残っている3〜12歳頃が目安で、「歯並びを整える」というよりも顎のバランスを整える「土台作り」が中心です。
受け口(反対咬合)は何歳から治療が必要?
受け口の場合は、3歳頃までに歯科医師に相談することが推奨されています。骨格に問題のある反対咬合は幼少期から治療を始めた方が効果が得られやすく、下顎が成長しすぎるのを防げる可能性があります。
一般的な歯並びの乱れは小学校入学前後が相談の目安
出っ歯・叢生(ガタガタの歯並び)・開咬などは、小学校入学前後(6〜7歳)が相談の目安です。この時期は顎が活発に成長するため、装置を使って顎を広げるなどのアプローチが有効です。
口呼吸・指しゃぶり・舌を突き出すなどの悪習癖がある場合は、小学校入学前でも早めに歯科クリニックへ相談することで、歯並びの悪化を予防できます。
1期治療と2期治療の違いは何か?
1期治療は「顎の骨格を整える土台作り」、2期治療は「歯の位置を整える本格矯正」という役割の違いがあります。それぞれの特徴を理解することが、最適な治療計画につながります。
1期治療(混合歯列期:6〜12歳頃)の特徴
1期治療は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行う矯正治療です。顎の骨がまだ成長段階にあるため、成長する力を利用して骨格的な問題を改善できます。
目的:顎のバランスを整え、永久歯が並ぶスペースを確保する
対象年齢:6〜12歳頃(乳歯が残っている時期)
治療期間:1〜4年程度(症状・成長の速さによる個人差あり)
主な装置:床矯正装置(拡大床)、マウスピース型装置、急速拡大装置、リンガルアーチなど
2期治療(永久歯列期:12〜13歳以降)の特徴
2期治療は、すべての歯が永久歯に生え揃った後に行う矯正治療です。基本的な治療内容は大人の矯正とほぼ同じで、歯の位置を細かく調整します。
目的:歯並びと噛み合わせを理想的な状態に整える
対象年齢:12〜13歳以降(永久歯が生え揃った後)
治療期間:1〜3年程度
主な装置:ブラケット+ワイヤー矯正、マウスピース型矯正装置など
1期治療を受けておくことで、2期治療の期間が短縮されたり、抜歯が不要になる可能性が高まります。一方、骨格的な問題がなく単純な歯並びの乱れであれば、1期治療を行わずに2期治療から始めるケースもあります。
子供の矯正にかかる費用はいくら?相場を年齢・治療別に解説
子供の矯正費用は、1期治療で30〜50万円、2期治療で50〜100万円が一般的な相場です。ただし、症例の難易度・使用する装置・クリニックの所在地などによって大きく変動します。
1期治療の費用相場
1期治療の費用相場は30〜50万円程度です。ただし、指しゃぶりなどの癖の改善のみで済む場合は10万円程度から、顎の骨を広げる大がかりな装置が必要な場合は50万円を超えることもあります。
カウンセリング料:無料〜5,000円程度(クリニックによる)
精密検査料:3〜5万円程度
矯正装置費用:症状・装置の種類により異なる
調整料(毎回):3,000〜5,000円程度(処置別支払い制の場合)
保定装置費用:3〜5万円程度
2期治療の費用相場
2期治療の費用相場は50〜100万円程度です。難易度の高い症例や特殊な装置を使用する場合は、さらに費用が高くなることもあります。
1期治療と2期治療を組み合わせる場合、1期治療である程度歯並びが整っているため、2期治療の費用や期間が短縮される可能性があります。
費用を抑えるための方法
医療費控除を活用する:子供の矯正治療は「発育段階にある子供の成長を阻害しないために行う矯正」として医療費控除の対象になります。年間の医療費が10万円を超えた場合に確定申告で申請できます
トータルフィー制のクリニックを選ぶ:調整料・保定装置費用などを含めた総額を最初に提示してくれるクリニックは、追加費用の心配が少なく安心です
デンタルローンを利用する:多くのクリニックで分割払いやデンタルローンに対応しています
小児矯正のメリットとデメリットは何か?
小児矯正の最大のメリットは、顎の成長を利用して抜歯や外科手術を避けられる可能性が高まることです。一方で、治療期間が長くなりやすい点や、お子さんの協力が不可欠な点がデメリットとして挙げられます。
小児矯正のメリット
抜歯・外科手術を回避できる可能性が高まる:成長期に顎を広げることで、永久歯が並ぶスペースを確保しやすくなります
骨格的な問題を根本から改善できる:大人になってからでは難しい顎の骨格へのアプローチが可能です
思春期前に歯列を整えられる:見た目が気になる年頃になる前に治療を完了できると、お子さんの自信や心理的な負担の軽減につながります
口呼吸・舌癖・指しゃぶりを改善できる:歯並びが悪くなる根本原因にアプローチできます
虫歯・歯周病を予防しやすくなる:歯並びが整うことで磨き残しが減り、口内環境が改善されます
小児矯正のデメリット
治療期間が長くなりやすい:1期治療だけで1〜4年、2期治療まで行うと合計で数年に及ぶことがあります
お子さんの協力が不可欠:取り外し式の装置は、装着時間を守らないと効果が得られません
虫歯リスクが高まる場合がある:固定式の装置は歯磨きが難しくなるため、口腔ケアの徹底が必要です
費用負担が大きい:1期・2期治療を合わせると総額100万円を超えるケースもあります
マイオブレースとは?子供の矯正における根本原因アプローチとは
マイオブレースは、口呼吸・舌の癖・飲み込み方などの悪習癖を改善しながら顎の正常な成長を促す、取り外し式の小児矯正装置です。歯並びが悪くなる根本原因にアプローチする点が特徴です。
一般的な矯正治療が「歯を動かして並べる」ことを主な目的とするのに対し、マイオブレースは「なぜ歯並びが悪くなったのか」という原因から改善を目指します。
マイオブレースの主な特徴
口呼吸・舌の位置・飲み込み方を改善:これらの悪習癖が顎の発育に悪影響を与えるため、根本から正します
学校へ装置をつけて行く必要が少ない:主に就寝時や自宅でのトレーニング時間に装着するため、学校生活への影響が少ないです
将来的な抜歯リスクを減らせる可能性:顎の正常な成長を促すことで、永久歯が並ぶスペースを自然に確保します
トレーニングとの組み合わせが重要:装置の装着だけでなく、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを並行して行います
西千葉アロハ歯科・矯正歯科では、マイオブレース治療を導入しており、カウンセリングで指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣についても丁寧にヒアリングしながら、成長段階に合わせた治療プランを提案しています。スタッフによるトレーニングサポート体制も整っているため、親子で前向きに取り組みやすい環境です。
子供の矯正中に気をつけることは何か?
矯正治療中は虫歯・歯周病のリスクが高まるため、日常的な口腔ケアの徹底と定期的な歯科チェックが特に重要です。
口腔ケアのポイント
毎食後の丁寧なブラッシング:装置の周囲は汚れが溜まりやすいため、歯ブラシの角度を変えながら丁寧に磨きます
フッ素入り歯磨き粉の使用:虫歯予防効果を高めます
定期的な歯科クリーニング:自分では落としきれない汚れをプロに除去してもらうことが大切です
装置の取り扱い
取り外し式装置は指定の装着時間を守る:装着時間が短いと治療効果が得られません
装置の破損・紛失に注意:破損した場合は早めに歯科医院に連絡します
硬い食べ物・粘着性の食べ物に注意:固定式装置の場合、装置が外れる原因になります
西千葉アロハ歯科・矯正歯科では、矯正治療中の虫歯・歯周病管理を院内で一貫して対応しています。定期チェックは約2か月に1回程度と、忙しい保護者の方でも通いやすい体制が整えられています。
子供の矯正で保険は適用される?医療費控除との違いは?
子供の矯正治療は原則として自由診療(保険適用外)ですが、一定の条件を満たす場合は保険適用となるケースがあります。また、医療費控除の対象になる場合がほとんどです。
保険が適用されるケース
以下のような特定の疾患・症状に限り、健康保険が適用されます。
唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)などの先天性疾患に起因する歯並びの異常
顎変形症(外科手術が必要と判断された場合)
厚生労働大臣が定める疾患(59疾患)に起因する歯列・咬合の異常
一般的な歯並びの乱れや審美目的の矯正は保険適用外となります。
医療費控除の活用方法
子供の矯正治療は「発育段階にある子供の成長を阻害しないために行う矯正」として、医療費控除の対象となります。年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えた場合、確定申告で申請することで税金の還付を受けられます。
対象となる費用:矯正装置費用・検査料・調整料・交通費(電車・バスなど公共交通機関)
申請方法:毎年2〜3月の確定申告期間中に税務署へ申告
領収書の保管:治療開始から終了まで、すべての領収書を保管しておきましょう
西千葉アロハ歯科・矯正歯科では、大人の矯正から小児矯正まで幅広く対応しています。3Dスキャナー「iTero」による治療後シミュレーションで完成イメージを確認しながら安心して治療を始められます。マイオブレースを活用した根本原因へのアプローチや、矯正中の虫歯・歯周病管理まで院内一貫対応。お子さんの歯並びや口呼吸・舌癖などでお悩みの方は、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
よくある質問
子供の矯正は何歳から始められますか?
一般的には6歳頃から始まる1期治療が目安です。受け口など骨格的な問題がある場合は3歳頃からの相談・治療開始が推奨されます。
1期治療と2期治療は両方必要ですか?
必ずしも両方必要ではありません。1期治療で歯並びが整えば2期治療が不要になることもあります。骨格的な問題がなく単純な歯並びの乱れであれば、2期治療から始めるケースもあります。
子供の矯正費用の相場はいくらですか?
1期治療で30〜50万円、2期治療で50〜100万円が一般的な相場です。症例の難易度や使用装置、クリニックによって異なります。医療費控除を活用することで実質的な負担を軽減できます。
マイオブレースはどんな子供に向いていますか?
口呼吸・舌の癖・指しゃぶりなどの悪習癖がある子供に特に向いています。学校へ装置をつけて行く必要が少ないため、学校生活への影響を最小限に抑えたい方にも適しています。
矯正治療中は虫歯になりやすいですか?
固定式装置の場合、装置周囲に汚れが溜まりやすく虫歯リスクが高まります。毎食後の丁寧なブラッシングと定期的な歯科クリーニングで予防することが大切です。
子供の矯正に保険は適用されますか?
一般的な歯並びの矯正は自由診療(保険適用外)です。ただし、唇顎口蓋裂などの先天性疾患や顎変形症など特定の疾患に起因する場合は保険適用となります。
小児矯正の治療期間はどのくらいですか?
1期治療は1〜4年程度、2期治療は1〜3年程度が目安です。症状の重さや成長の速さ、装置の種類によって個人差があります。
矯正治療中の定期通院はどのくらいの頻度ですか?
一般的に1〜2か月に1回程度の定期通院が必要です。西千葉アロハ歯科・矯正歯科では約2か月に1回程度のチェックで、忙しい方でも通いやすい体制が整っています。
子供が矯正装置を嫌がる場合はどうすればよいですか?
取り外し式装置の場合、装着時間を守ることが治療効果に直結します。スタッフと一緒にトレーニングを行うクリニックを選ぶと、お子さんが前向きに取り組みやすくなります。
矯正治療後に歯並びが戻ることはありますか?
矯正後は「後戻り」を防ぐための保定期間があり、リテーナー(保定装置)を使用します。保定期間中の装着を怠ると歯並びが戻る可能性があるため、歯科医師の指示に従うことが重要です。
まとめ
子供の矯正は、受け口なら3歳頃、一般的な歯並びの乱れは6歳前後(小学校入学前後)が相談・開始の目安です。1期治療(6〜12歳)で顎の土台を整えておくことで、将来の抜歯リスクを減らし、2期治療の負担も軽減できます。費用は1期治療30〜50万円・2期治療50〜100万円が相場で、医療費控除の活用が有効です。口呼吸や舌癖など根本原因が気になる場合は、マイオブレースなどを導入しているクリニックへの早めの相談をおすすめします。


